歩りえこ、初ヌード写真集「40歳になって朽ちていくだけなので…」 親交のあるやくみつるも太鼓判? | リアルライブ

自身のバックパッカー経験を元に旅行作家として活動する歩りえこが10日、書泉ブックタワーにて初ヘアヌード写真集「スフィア」(講談社)の発売イベントを行った。

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歩はバックパッカーとして、五大陸94か国を制覇した“旅ドル”として知られる。ヌード写真集発売について心境を聞かれると、「お話をもらった時は心臓が止まるくらいびっくりしました」と述べ、「でも80歳になった時に自分のヌードを残すのはいいんじゃないかな。後悔しないだろうなって3分ほどで決断しました」と脱ぐことへの戸惑いはなかったとのこと。

だが、撮影でヌードになる瞬間はさすがに緊張したとも述べ、「トップとかヘアーを人前で出すのは初めて。最初に撮影現場で出した時は滝のような汗が出ました。震えながらでした。でも一度出してしまえば、どんどん見てくださいって気持ちになりました。緊張したっていうのが伝わる写真集になっていると思います」と感想を述べる。

撮影は3月下旬に沖縄で行われたと言い、「那覇から始まって小さな島を回りました。黄色の布でさとうきび畑で踊るシーンがあったんですけど、自分のアイデアで布を巻けばいいんじゃないかって」と積極的に自分からもアイデアを出して撮影したとのこと。「黒いニットのカットも下乳を見えるように自分で切ったんです。乳首が切れそうでドキドキしました。下乳が40歳という年齢にしては垂れていないので、それをアピールできるような写真にしていただきました」と振り返る。

完成した写真集については「100点」と自信たっぷり。「今、自分が出せるものを出し尽くした撮影だったので満足です。若い女性が写真集を出すというのはあると思うんですけど、この写真集は熟れた大人の女性が好きな人に見てもらえたら」と呼びかける。また、親交のある漫画家のやくみつるに本写真を見せたことも明かし、「やくみつるさんとソマリランドに旅行させてもらった縁があったんですけど、見せたら『豊満だとは思っていたけど、中身はこんな風になっていたんだ、納得した』っておっしゃっていました」とやくの反応も紹介。

写真を撮るのは、旅行時に海外の女性がノーブラで街を歩く姿に衝撃を受けたことがきっかけになっているとも述べ、「私の原点はブラを捨てて旅に出よう。下着から自分を解放する気持ちでやってきました。(プライベートでは)子どもを二人生んでいるので、お母さんみたいな優しい雰囲気が醸し出せるような写真集にしようと思いました」としみじみコメント。

「正直言うと、20代に出せば良かったかなっていう気持ちもあります。でもその頃オファーをもらっても、その時はできなかっただろうなって。今、40歳になってあとは朽ちていくだけなので、今が一番最高の時期なんじゃないかなって思います。子どもには見せていないけど、『ママこんな風に仕事を頑張っていたんだよ』って言えるように頑張りました。負い目とかはないです。オファーをいただければ次もやりたいです」と2冊目の写真集にも前向きだった。

(取材・文:名鹿祥史)

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